トラック根太 ここまで加工をしてお渡しします

今日、神戸へ向けて集荷するトラック用根太です

根太とは荷台の床板を下から支える非常に重要な部品です

ここが腐ってくると荷台そのものがぐらついてくるので安全な運搬や作業が出来なくなってきます

場所的にも太陽が当たらず、荷重はかかるけれども雨に濡れるの乾きにくい、といった木材にとっては厳しい環境です

なのでこの場所こそ強いアピトン製の根太が必要になってきます

高い耐荷重と高い耐水性を兼ね備えたアピトンでしたら長く安心して使用することが出来ます

そんな強いアピトンも交換作業をする修理屋さんにとっては加工が大変な樹種になります

そこで今回は長さカットと両端の斜めカットまで行いました

ボルト穴は現場であけるとのことで、ここまでの作業をおこなってからお渡しします

現場でアピトンを切ったり穴をあけたりするのは大変で時間もかかります

そこで作業の軽減化・簡素化を図るうえでもお声をかけて頂いた部分の加工をしてから出しています

今回はここまでの加工ですが、ボルトの穴あけも行います

我々も協力してトラック交換の作業を少しでも早く簡単にできるようにしたいと思います

※アピトンのトラック根太について https://apitong.net/

超巨大 振動テーブルの土台角(アピトン製)

こちらは東北地方で振動台として使用する巨大土台角です

サイズは300×300mmで長さは5100mmオーバーです

さらに寸法精度を出すために表面をプレーナー加工をしています

この角材を並べて振動台にする為、高さを統一させる必要があります

その為のプレーナー加工です

長さも最長5100mmオーバーから短いのでも2800mmです

超重量物を乗せることから「アピトン」という超硬質木材で製作しました

アピトンは重機運送車やトラックに使用されている高耐久性木材で、コイル台や重量物の下に敷く緩衝材でよく使用されています

丸太が日本に入っていることから指定サイズに製材が出来るので、強度・サイズの自由さからアピトンが指名されました

とはいえこのサイズでこの長さを製作したのは初めてでした

この本数になるのでチャーター便で今から出発です

かなり大変な製作でしたが完成して積込まで終えれたので安心しました

それでは行ってらっしゃーい

※アピトンの土台角について https://apitong.net/

ロール紙を動かす「てこ棒」

今回は「てこ棒」を製作しました

これは大きなロール紙を動かすときに使うもので、市販品もあるんですがどうももっと強度が欲しいという事でアピトン製でのご依頼でした

アピトンを使ったてこ棒の依頼は時々あり、うちでは既製品があるわけではないのでその都度図面を頂いてから全て特注で製作しています

今回は50×50mmとそれほど大きいサイズではありませんがアピトンを指名しているという事は「あまり重くしすぎず、でも強度をもっと欲しい」という狙いだと思います

実際に柄の部分にもこのような滑り止めの溝の指定があるくらいですので相当力を入れることが予想されます

今回は4本だけでしたので三日ほどで完成しました

明日愛知県へ向けて発送します

※アピトンてこ棒について https://apitong.net/

トラックの荷台サイズに合わせたフローリングの事前加工→お届け

1.5トントラックの荷台を製作しています

今回は荷台のサイズに合わせてトラックフローリングを製作して納めさせて頂きました

長さはすべて3180mmにカット

荷台の幅が1780mmなので左右の両端のフローリングは幅100mmに落として調節しています

そこから、左右と後ろにアングルが付いているタイプなので、段差を付けて差し込めるようにしました

ここまで事前におこなえばあとは取り付けるだけです

反りの調整だけで完了します

現場の方の作業の手間を省き、短い時間で設置もできます

あとはアングルを付けたら完成です

※トラックフローリングについて https://apitong.net/

奈良出荷 トラックフローリングとトラック床板の違い

今日、奈良県に向けて出荷するトラック用アピトンフローリングとアピトン床板です

両製品の差は「サネが有るか無いか」です

上に乗っているトラック用アピトンフローリングはサネ有り(凹凸有り)です

下にあるトラック用アピトン床板はサネ無し(凹凸無し)です

この違いはトラックの用途によります

トラック用アピトンフローリング(サネ有り)は隣同士支え合っているので雨に濡れる・乾くを繰り返しても表面は平らになりやすいです(少しは反りは出ますが)

通常はこちらのフローリングタイプが使用されています

サネの無いアピトン床板は重機運送車によく使用されていて「しなりに強い」性質があります

これは隣同士干渉していない分しなりが出ても問題なく使えます

ここでサネ有りのフローリングタイプだとしなりの大きさがある点を超えると割れが生じてしまいます

これは隣同士がなまじ支え合っているのと形状的に凹の表側が薄いので発生してしまいます

しかし反りが出やすいというデメリットもありますが、重機運送車の場合そこまで床面が平らであることが求められていないのでこれを使う方は多いです

同じトラックでも使用状況によって適切な形状・サイズがあります

どの形状・サイズを貼るのかをよくご検討して頂いて交換して頂ければと思います

※トラック用アピトンフローリングとアピトン床板について https://apitong.net/

2種類のトラック 最適なビスと最適なサイズで使用して下さい

これはトラックフローリングを交換する時に下地が「アピトン根太」の時に使う「アピトン根太用ビス」です

トラックは主にフローリングを止める下地が「アピトン根太」と「鉄板もしくは鉄鋼根太」の二種類があり、それぞれに適したビスが存在します

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こんな感じに床板の下にはアピトン根太が使用されています

このタイプには「アピトン根太用ビス」を使用して下さい

目安としては床板の厚さの2.5~3倍の長さのビスを使用して欲しいです

こちらは「鉄板用ビス」です

下地が鉄板もしくは鉄鋼根太の時に使用します

こんな感じのトラックに使用します

目安は「床板の厚さ+鉄の厚さ+5~10mm」です

木材と鉄ですから適応したビスも当然変わります

最適なビス止めはその後の床板の状態に大きく影響を及ぼします

また作業時間にも影響します

最適なビスと最適なサイズで床板の交換をおこなって頂ければと思います

※トラック用ビス(2種類)について https://apitong.net/

ようやく手に入れた「トラックのあおり板」

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トラックの荷台の「あおり板」を交換します

「あおり板」とは左右と後ろの開閉する部分の板の事で、この部分も負荷はかかりませんがやはり徐々に腐食によって傷んできます

しかし交換するにあたって取り付けのボルト穴が両端にしかついていないので必然的に幅約330~380mmの一枚板が必要になります

長さも3000~4000mm以上になるので、そんなサイズの一枚板は今まで流通していませんでした

このトラックを作っているメーカーさんしか持っておらず、修理になるとメーカーさんからの取り寄せか、もしくはコンパネを何枚か継いで張るという方法で対処していました

何度も「あおり板持ってませんか?」というお問い合わせを受けては「すみません。うちはあおり板は持ってないんです」とお断りしていたので、なんとかできないかと思いようやく2種類だけ対応できるようになったのです

あおり用アピトン合板で 厚さ12mm 幅400mm 長さが3510mmと4280mmです

これならばかなりの種類のトラックにも対応できると思います

今回もこんな感じで左右の部分だけを交換しました

交換後は黒塗装をしてより耐水性を向上させて長く使えるようにしています

このあおり板を持ってようやくトラックの関する木材は出そろいつつあると思います

トラックフローリング・根太・あおり板・鳥居・りん木・歩み板

サイズや長さによってはまだ対応できないものもありますが、「出来ません」はほとんどいう事が無くなってきたと思います

あとは配送面でいろんな運送会社さんをあたって、出来る限り安くお届けできるように探していこうと思います

※トラックのあおり板について https://apitong.net/

荷台のメンテナンスは修理業者さんと一緒にお互い協力し合っています

3月は年度末の所が多い為か、トラック荷台のメンテナンスをされる方が多くいらっしゃいます

今回は埼玉の修理工場に向けて、2トントラック2台分のフローリングと根太を製作しました

2台分となるとフローリングだけでも合計38枚になるのでちょっと時間がかかってしまいました

現場での加工を極力無くすために、こちらである程度加工したものを出荷しています

荷台の幅・長さを聞いて、カットしなくても合うようにすべて長さカットと両端のフローリングは幅カットもします

また今回のトラックは左右と後ろに鉄アングルが付いているタイプなので、アングルに差し込む為の段差も付けました

ここまで加工をすればあとは「取り付け」だけです

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荷台のメンテナンスを完了させるために、我々と修理業者さんが一緒になって、極力短時間で出来るようにお互い協力します

生まれ変わった荷台でまた安全な運搬が出来るようになります

ドライバーさんにとっても安心できるようになると思います

現在「運搬」は重要度が高まっています

問題なく・安全に・安心してそれが出来るように荷台のメンテナンスはきちんと行う必要があります

※トラックフローリングについて https://apitong.net/

トラックの荷台 交換作業から完成まで

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トラックの荷台が腐食で交換することになりました

荷台の床板(アピトンフローリング)とその下の根太(アピトン根太)をすべてオーダーメイド品(このトラックに合わせたサイズ・形状に仕上げる)で納めさせて頂きました

まずは傷んだ床板と根太をはがすところからスタートです

実はこの作業がかなり大変で、止めているビスやボルトもボロボロになっていたり曲がったりしているので「ここが一番大変や」という声もよく聞きます

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ようやく全部取り除き、ここからが取り付け作業の開始です

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根太の取り付けです

先に図面を頂いていて「この根太を持って来て」というオーダーでしたのでサイズ・形状からボルト穴まであけて納入しています

両端部分とかはちょっと複雑な形状なのですが、現場での加工はまったく無くボルト止めをするだけでOKです

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次は床板を貼ります

この時も長さカットして、両サイドの2枚は車幅に合わせて幅カットもしています

また、左右と後ろにアングルが付いており、床板を設置する時にアングルの下に差し込む為の「段差加工」も必要です

この加工も事前におこなって納入しています

これも先に図面を頂いて「この寸法に合わせて持って来て」というオーダーでした

こちらがホームページに掲載している荷台の加工図です

これをプリントアウトして矢印部分の寸法を記載して送って頂きます

※荷台の加工図 https://apitong.net/flooring/

根太も同様に加工図があります

※根太の加工図 https://apitong.net/track/

トラックに使用されている「アピトン」は非常に強度の強い性質を持っていて、こうした加工が大変な樹種でもあります

その部分をこちらで行うことで、現場での作業を少しでも簡単・省略化出来ればいいなと考えておこなっています

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交換し終えたトラックです

最初のトラックとは同じものとは思えないくらい生まれ変わっています

これでまた「安全な運搬」が出来ます

トラックの目的は「荷物を運ぶ」ことです

その為には床や根太が機能していないとできません

「安全に荷物を運ぶ」「安心して荷物を運べる(ドライバーさんにとって)」「長く続ける」

その為に床と根太は時々チェックして頂きたいと思います

※トラックフローリング・根太について https://apitong.net/

ボルト穴まで 重機運送車の歩み板

こちらは重機運送車の歩み板です

歩み板とは重機が荷台から乗り降りする時にキャタピラとかが通る道になる所です

この用途では当然、強さが無いと話になりません

ここには昔から「アピトン」という超硬質木材が使用されています

重機運送車やトラックに使用される木材は大体「アピトン」製が多いです(荷台の床や荷物の下に敷くりん木など)

これほどの強さを持つアピトンでこういった形状のモノを作るのは大変な作業になります

他の樹種と比べて製材やカットが硬くて大変なんです

今回の一番のハイライトはこれでしょう

「ボルト穴」です

厚さ150mmのアピトンに貫通穴をあけるのはかなり大変でした

穴位置は決まっていますしちょっと大きめの穴にして少々ズレていてもボルトが通るようにしました

見た目的には「ちょっと複雑かな」程度の印象かもしれませんが、重量も100㎏を超えているのでイチイチ手間がかかって大変でした

一車分の2本作って明日お届けします

とりあえず出来てホッとしました

※アピトン製の歩み板について https://apitong.net/