「サネないやつ無いの?サネの所がすぐに割れるんよ」

これは重機運送車用のアピトン床板です

通常のトラックフローリングとの違いはサネ(凹凸)が無いことです

通常はこんな感じでサネ(凹凸)が付いていて、並べると隣同士を支え合う状態になります

以前より重機運送車を運転される方から

「サネないやつ無いの?」

というお問い合わせをよく受けていました

聞くと

「サネの所がすぐに割れるんよ」

とのことです

重機が通る時に1点に荷重がかかるのでおそらく「しなり」が大きく出るのだと思います

そうすると通常のトラックフローリングだと支え合っているだけに一定の荷重を超えると割れてしまうんだと思います

そこでサネ無しにして「お互い干渉し合わない」状態にするとしなりは出ても割れにくくなります

当然、濡れる・乾くを繰り返すので反りが出やすいというデメリットがありますが、重機運送車の場合乗せるモノからそこはあまり問題にならないようです

サネ無しの重機運送車用アピトン床板はこのサイズがよく出ています

32×145×5500mm

今回も30枚を北陸方面へ発送します

取り付けも簡単なのでそこもメリットだと思います

それでは行ってらっしゃい

※重機運送車用アピトン床板について https://apitong.net/

荷台を支える大事な「根太(ねだ)」

これはトラック用横根太(よこねだ)です

荷台の床を下から支える非常に重要な製品です

下から覗くとこんな感じです

重量物を積むトラックにとって「安全・安心に」運搬できるのは根太が床板を支えているからです

この材料には昔から「アピトン」が使用されています

「高い耐荷重」と「高い耐水性」が必要とされます

それで高耐久性木材のアピトンが選ばれています

しかしその強いアピトンも現場で加工するには大変な樹種になります

そこで

「こんな形にして持って来て」

とよく言われます

少しでも現場作業を軽減するためにも頑張って穴あけやカットしていきます

後は取り付けるだけの状態にしています

作業時間の短縮や作業軽減に少しでもお役に立てることが出来ればうれしいです

※トラック用アピトン横根太について https://apitong.net/

「2段にすることできる?」

これはトラックフローリングの後を「2段差加工」したものです

4トン以下のトラックでは荷台の左右と後ろに鉄アングルが付いていることがあります

交換時はその下に差し込む為に厚さを薄くする必要があります

大半はこんな感じで段差は一段で済むのですが、今回は

「2段にすることできる?」

とのご依頼でした

アングルの形状が食い込むようになっているのか、この加工はかなり大変でした

左端・右端のフローリングに至っては後ろだけじゃなく左右のアングルの食い込みの段差も付けています

段差だけじゃなく、荷台のサイズに合わせて幅を調整したり長さも5080mmにカットしました

明日発送しますが、お届けできればあとは取り付けだけです

現場の作業を少しでも軽減できるよう難解な加工にも取り組んでいこうと思います

※トラックフローリングの特殊加工について https://apitong.net/

重量物を支える角材・板材

これらは重量物を支える角材・板材です

アピトンとデレニアという硬質木材で製作しました

手前の板はジャッキアップの時に敷く板です

残りの角材は重量物を運搬するトラックで使う緩衝材です

どれも高い荷重がかかる用途の為、やはりアピトンやデレニアクラスの木材が必要とされています

強度的にはアピトンの方がデレニアより若干強いです

価格はアピトンの方が高めになります

用途・価格など考慮した上で適切な樹種を選んで頂ければと思います

※アピトンについて https://apitong.net/