「トラックの根太(ねだ)をこの形にして持って来て」

「トラックの根太(ねだ)をこの形にして持って来て」

荷台の床交換でトラック根太を「完成品」にまで仕上げて持って来て欲しというご依頼でした

根太は床板を支える角材の事で非常に大事な部品です

床下でタイヤからの雨水もかかりやすいという事もあり「腐食」しやすい箇所になります

ここには「アピトン」という超硬質木材が使用されています

耐久性や耐水性に優れ長期間にわたって使用できる素材なのですが、一転加工になると難しい素材に変わります

修理屋さんにとってはいつも大変な作業になる為、よくこっちで加工してから持って来て欲しいというご依頼になります

一番難しいのはボルトの穴あけです

真ん中の2個はザグリ付きです

少しでも寸法が狂うと合わなくなるのでいつも神経を使ってあけています

両サイドは斜めに落とします

根太の位置とフックの位置が被った時に作業に支障が無いようにこの形状にします

アピトン根太の交換作業は大変です

こちらでも協力できることがありましたらそれをやることで、少しでも作業時間の短縮や負荷の軽減につながればと思います

※アピトン根太の完成品について https://apitong.net/

トラックフローリングの「2段段差加工」

トラックフローリングの特注品を製作しました

今回のオーダーは「荷台サイズに合わせた幅・長さカット」と「アングル部の段差加工」です

これらの依頼はよくある依頼なのですが、今回特別なのは「アングルの段差が2段になっている」ことです

厚さ18mmのフローリングに「深さ7mm幅20mm」と「深さ4mm幅27mm」の段差を加工しました

左右両サイドにも2段の段差を付けています

左右両端部分のフローリングはこんな感じです

アングルが食い込むような形になっているのか、正直実際には見た事が無い構造なのでちょっと見てみたい気もしますが、とにかくこれで「取り付けるだけ」の状態になりました

こちらで加工を加える事で、少しでも現場の時間短縮・負担軽減になると嬉しいです

※トラックフローリングの加工について https://apitong.net/

アピトン緩衝材「ロープの穴もあけれる?」

「重いモノの下に敷く角材が必要なんですけど」

アピトンではよくある用途のご依頼でした

「荷運びしやすいようにロープを付けたいんでその穴もあけれますか?」

これはかなり異例のご依頼でした

アピトンのサイズは150×200×800mm16本でこれ自体は特に問題はありません

問題は「ロープ用の穴」です

木口と横からの穴をあけてロープを通せるようにしました

今回の依頼は珍しかったので楽しかったです

こういったご要望もあるんだなと勉強になりました

重いアピトンもこれで持ち運びがしやすくなれば便利ですね

※アピトン緩衝材+穴加工について https://apitong.net/

「傾斜付き」アピトン歩み板

重機運送車の「歩み板」を製作しました

段差のある場所を通る時に使用する製品で「傾斜」が付いています

アピトンでこういった形状の製作依頼はよくあります

「高い耐久性を持つ木材でサイズ・形状が自由に選べる」

これを満たせる樹種は多くありません

その為、こういった用途の製品は昔からアピトンが使用されています

今回も斜めカット部分が大変でしたがこれでまた安全に長期間使用して頂ければと思います

※アピトンの歩み板について https://apitong.net/

アピトン製てこ棒

今回製作したアピトンの「てこ棒」です

製紙会社で大きいロール紙を動かす時に使用されるそうです

どうも既製品はあるようなのですが、それよりももっと丈夫な製品が必要になってとのことで特注サイズで依頼を頂きました

高さ・幅は50×50mmで長さは1200mmです

柄の部分は「滑り止め」の溝も付けています

「アピトン」を指定したからにはかなりの重量のロール紙を動かすことが予想されます

サイズは重くなり過ぎず、50角でもそれに耐えられる樹種で選ばれたのだと思います

このてこ棒のご依頼は時々あります

長い間使用が出来てお役に立てることが出来ればうれしいです

※アピトンのてこ棒について https://apitong.net/

小型トラックの床板 オーダーメイド

小型トラックの荷台フローリングを製作しました

今回は荷台サイズ(1580×2080mm)に合わせてこちらで加工して届けて欲しいとのご依頼だったのでその通りに仕上げて発送しました

厚さ18mmのアピトンフローリングをすべて長さ2080mmにカットした後、左右両端のフローリングだけ幅67mmにカットしました

そこからが一番大変な作業になるのですが、今回のトラックは荷台の左右と後ろにアングルが付いています

フローリング交換時はその下に滑り込ませなければいけない為、アングルの部分だけ薄くする必要があります

この「段差加工」が現場でも一番大変なので弊社にご依頼が来ています

加工後の段差です

使用している「アピトンフローリング」はやはり硬い樹種なので削るのが大変です

設置後は長持ちする頼りになる性質ですが、加工に関しては難しさを増すところですね

ここまで仕上げればあとは取り付けるだけの状態になっています

現場の方と協力して少しでも時間短縮・作業軽減につなぐことが出来ればと思います

※トラックフローリングの加工について https://apitong.net/

鉄工所の緩衝材として

鉄工所で使用する「重量物の緩衝材」です

サイズは 180×300×3600mm 4本とかなり大きいサイズです

樹種は「アピトン」で高耐久性木材としてこういった重量物を乗せる「緩衝材」によく使用されています

サイズ的に相当重いモノを乗せることが予想されます

この製品を神奈川まで送ります

今から混載便の運送会社さんが来るので積んで本件は完了です

アピトンなら寿命も長いです

「長く安全に使用できる緩衝材」として活躍して欲しいです

※アピトン緩衝材について https://apitong.net/

鉄鋼製品運搬用の枕木(特注加工)

「枕木でこんなんして持って来て」

図面を見るとアピトン角材100×120mmの真ん中に深さ60mm長さ350mmの掘り込みを入れて欲しいとのご依頼でした

「これは何にご使用されるんですか」

「鉄鋼をこの中に入れるんよ」

鉄鋼製品が滑りやすいのでこの「くぼみ」に入れ込んで配送時に動かないようにするとのことでした

深さ60mm長さ350mmはなかなか大きなサイズだったので、アピトンを削るには時間がかかりました

やはりアピトンは硬いです

でもこれで安全に運搬が出来るようになるので喜んでもらえると嬉しいです

※アピトンの加工について https://apitong.net/