これは「アピトン」という木で作った「コイル台」です
鉄製の大きなコイルを運搬する時に動かないようにする為の台です
当然、コイルは超重量物です
それに耐えられるほどの強さが無いとつぶれてしまいます
昔からこの用途には「アピトン」が使用されてきました
トラックの配送に関連した木材はほとんど「アピトン」という木が使用されています
荷台の床、荷物の板に敷くりん木・コイル台などなど
耐荷重があり雨に強い木材として重宝されています
また、好きなサイズ・形状のものが作れるというのも大きな理由です
今回のようなコイル台は幅が100~300mmを超えるものがあり、そんなサイズは丸太から製材しないと無理です
ということはこの強度のある木材の丸太が日本に入っていないと製作できません
丸太が入ってきている樹種の中から考えると「アピトン」しかないのではないかと思います(あとはセランガンバツかな)
こんな感じのモノも「これでできる?」と簡単な手描きの絵を送ってもらって製作しています
こんな感じでこのクラスの強度を持った樹種はありません
重量物の台木は非常に重要です
安全面に置いても重要ですし、ドライバーさんの「安心感」にもつながっています
今後も重量物の運搬に置いて「アピトン」は重要な役割を果たし続けるでしょう
※アピトンについて https://apitong.net/