
トラックの荷台の床が長年の使用で劣化したので新しい床に交換します

床板を支えている根太(ねだ:角材のことです)も老朽化が進んでかなり傷んでいます
今回はこちらも交換していきます
まずは床板と根太の取り外しからです

きれいに取り除けました
実はこの作業が結構大変で、老朽化しているのは木材だけでなくボルトやフレームもそうなのでこれらを取り除く作業の方が大変かもしれないです
でもここからようやく新しい材料の取り付けです

新しい根太はトラック用のアピトン製の根太です
根太は床を支える大事な箇所でもあり、床下という事で濡れやすく乾きにくいので腐食しやすい材料でもあります
床よりも根太の方こそ丈夫な材料にしないと長く使うことは出来ません
「アピトン」は超硬質木材に分類される樹種で昔からこの大事なトラックの根太に使用され続けています
今回は更なる耐水性向上のために入念に防腐剤も塗っています

ボルト穴は既にあけてもらっていて特に加工もなしでボルト止めに入ります
現場加工無しなので問題なく取付が出来ました

ここでちょっと休憩です
今から床板の設置に取り掛かります

床板の方も「アピトン製」のトラック用フローリングです
ここも雨には濡れるし重量物を積むので丈夫な「アピトン」が必要です
このアピトンフローリングの方も荷台のサイズを伝えて、事前に幅カット・長さカットをしてもらっているので現場での加工は特にありません

一番複雑な「アングル部分の段差加工」もしてもらっています
この加工が一番大変なんです
かなり長い距離を削らないといけないのでアピトンの強度で削りにくいし時間はかかるし大変です

でもこの図面を使って(https://apitong.net/flooring/)矢印部分の寸法を記入して送ると段差加工だけでなく幅・長さもカットしたものが送られてくるので設置作業が楽になります

あとはあおりを元に戻して完成です


荷台の床も根太も新しくなり、新たに生まれ変わりました
これで安心して運搬作業が出来るようになります
また明日からガンガンやっていきます
※アピトン製トラックの荷台の床・根太について https://apitong.net/