重機運送車の「歩み板」 構造の工夫

重機を荷台から降ろしたり乗せるときに役目を果たすのが「歩み板」です

アルミブリッジの上に「アピトン板」を貼ることで滑らずに乗り降りさせています

今回はその「アピトン板」を製作しました

アピトンとは東南アジアの木で「高い強度と耐荷重」をもつ超硬質木材です

歩み板だけでなく荷台の床板や根太に使用されているおなじみの木材です

歩み板を取り付けるアルミブリッジには「段差」がつけられています

その為、アピトン板にも段差を付けなければいけません

これはキャタピラが通る時に前後に動く負荷がかかるからです

ボルトだけでなく「形状的にも」ズレない構造になっています

トラックの中だけでもその用途に合わせた工夫が施されています

我々も現場の負担を少しでも軽くできるようにご協力出来ればと思います

※重機運送車の歩み板について https://apitong.net/

トラック用アピトン合板で床板張り替え

こちらは「トラック用アピトン合板」を使って床板を交換した写真です

今回使用したアピトン合板は 18×1230×2440mm 5枚です

一枚の面積が大きいので5枚でまかなえるのが利点です

少し特殊な構造のボデーで、こんな感じでボルト止めの箇所が非常に多いです(小さい方の穴です)

しかし一枚の面積が大きいのでボルトも全て止める必要はなく主要箇所の締めでOKです(それでも多いですが)

こちらが完成したボデーです

厚みも18mmのアピトン合板なので強さもあります

生まれ変わった荷台でまた安心・安全な運搬をおこなって頂ければと思います

※トラック用アピトン合板について https://apitong.net/flooring/

トレーラーの床に アピトン40×200×4000mm

これはトレーラーの床に敷く「アピトン板」です

指定サイズに製材してお届けします

今回は 40×200×4000mm 12枚 です

アピトン丸太からの製材品で「ラフ・生木」の状態ですが、トレーラーの床はこの状態の製品がほとんどです

用途的に「耐久性重視」です

傷んだ床板をこれに変えて、新たに安心・安全な運搬作業をおこなって頂ければと思います

※トレーラーの床板について https://apitong.net/

荷台の床を支える「アピトン根太」

トラックの荷台を支える「アピトン根太」を製作しました

アピトン根太は荷台の床を支える非常に大事な部品で、ここが腐ってしまうと荷物を乗せることが出来なくなります

床下で日が当たらなく、雨の日に濡れやすい場所という事もあって腐食しやすい箇所でもあります

そこで「アピトン」が使用されています

アピトンは耐荷重があり雨にも強い材料なのですが、その分加工が難しい材料にもなります

「こんな形にして持って来て」

と修理屋さんから図面を頂いて、こちらで全部加工をおこなった製品をお届けします

ボルト穴から端は斜めに落として完成です

ここまで仕上げれば後は取り付けだけです

修理屋さんにとって作業の軽減になりますし、運送屋さんにとっても安全・安心な運搬作業が可能になります

今から梱包して兵庫に向けて出荷です

※トラック用アピトン根太について https://apitong.net/

重機運送車用のアピトン床板

本日高知へ出荷する「重機運送車用のアピトン床板」です

サイズ 32×145×5500mm 15枚

通常のトラックフローリングとの違いは「サネ(凹凸)が無い」ことです

新車は重機運送車もサネ付きが付いています

ところが張り替えの時に

「サネの無いやつ無いの」

というお問い合わせを多く頂きます

聞くと重機運送車の場合、一点に荷重がかかることが多く床板に「しなり」が大きく出ます

その時サネ付きだと特にメス(凹)の表側が割れることが多いとのことでした

サネ無しだと隣同士干渉し合ってないのでしなりが出ても割れることなく使えるとのことでした

ただし、間に隙間が出来たり反りが出やすいというデメリットも生じます

しかし重機運送車の場合、床板は下地の鉄板保護を目的としている為、あまり問題ないとのことです

メリットとしては割れが出ない事の他に「設置が簡単」があります

トラックでも使用状況によって適切な床板があるんだなと思います

※重機運送車用アピトン床板について https://apitong.net/

荷台サイズ1770×4100mmへ完全加工

今回はお客さんの荷台サイズに合わせてアピトンフローリングを完全加工しました

荷台サイズは18×1770×4100mmです

まずはアピトンフローリングをすべて4100mmにカットします

その後、荷台サイズに合わせる為に、左右両端に取り付けるフローリングだけ幅102mmにカットしました

そこから左右と前後にある「鉄アングル」に差し込む為の段差を設けます

前段差(4×20mm)・後段差(4×55mm)・左右段差(4×40mm)です

いつもホームページにあるこの加工図に寸法を書いてもらって加工しています

加工図 https://apitong.net/flooring/

ここまで加工をすれば後は取り付けるだけです

トラック荷台の床張替えの簡単化・時間短縮にお役に立てられればと思います

※アピトンフローリングの加工について https://apitong.net/

トラックの鳥居の「アピトン枕木」

これはトラックの鳥居につける「アピトン枕木」です

ここの部材としてはサイズが大きく100×200×2400mm 1本 でした

さらに構造的に鉄枠の中に納めるタイプのようなので「100×200mm」に関しては表面加工してミリ単位で仕上げました

それにしても枕木でこのサイズを指定するという事はいつも相当重いモノを掛けているんだと思います

アピトンの性質を存分に活かせる製品です

※アピトン枕木について https://apitong.net/

「あおりの板、切る道具がないからカットしてくれる?」

こちらは「あおり用アピトン合板」です

荷台の左右と前後に貼られている板の事で、荷物の落下防止の役目を果たします

ここが傷んだ方からのご依頼で

「切る道具がないからカットしてくれる」

とのご依頼でしたので指定寸法にカットしました

あおり用アピトン合板 左右 12×340×4260mm 2枚

あおり用アピトン合板 前後 12×340×1975mm 2枚

こちらの製品は福岡へ出荷します

到着後はすぐに取り付けが可能です

新しいあおりに修繕してまた安全な配送作業をおこなってもらえればと思います

※あおり用アピトン合板について https://apitong.net/

トラックのあおり用アピトン合板

これはトラックの「あおり用アピトン合板」です

「あおり」とは左右と後ろに付いている荷積み・荷降ろしの時に開くところで、ここには内側に「あおり板」が設置されています

荷重が大きくかかる訳ではありませんが、落下防止のために重要な部品です

常に雨に濡れる場所でもある為、腐食もしやすく通常のコンパネ・ベニヤではすぐに腐ってしまいます

またこの長いサイズはありません

これまではトラックメーカーしか持っていなかった部品ですが、昨年から2種類のサイズだけ供給できるようになりました

あおり用アピトン合板 12×400×4280mm

あおり用アピトン合板 12×400×3510mm

構造上、ボルトが両端にしかない為、一枚板(特に幅方向は)が必須になります

合板でこの長いサイズはこのアピトン合板しかありません

これでまた新たなあおりにすることでより安全な運搬作業をおこなって頂ければと思います

※あおり用アピトン合板について https://apitong.net/

重機運送車の歩み板

アピトンで重機運送車の歩み板を製作しました

サイズ 厚み80/170mm 幅400mm 長さ2400mm

歩み板とは重機を荷台から乗り降りさせる時に通る道板の事で、非常に高い負荷がかかる製品になります

そこで昔から「アピトン」が使用されていて今回も1台分の製作になります

頑丈なアピトン歩み板の製作もこの斜めカットが大変です

今回のサイズだと180kgくらいあるので、その傾斜を調整しながら製材するのは大変でした

でもこれで新たな歩み板に付け替えることで安全な運搬業務が可能になります

安全な乗り降りの手助けになると嬉しいです

※アピトン歩み板について https://apitong.net/