
重量物のりん木にアピトン角材90×90mmを製作しました
トラックに載せる為、荷台の幅2350mmにジャストカットしました
トラックに乗せる荷物の下に敷く角材は耐久性はもちろん重要ですが、意外と見落としがちなのが耐水性です
雨ざらしになる為、荷物による負荷よりも雨による腐食でダメになってしまうことがあります
長い間安全に使用する為には、耐水性のある樹種を選択することが大事です
アピトンりん木について https://apitong.net/kakou/
塚田木材株式会社のアピトン担当 塚田智大による日々のアピトン日記
重量物のりん木にアピトン角材90×90mmを製作しました
トラックに載せる為、荷台の幅2350mmにジャストカットしました
トラックに乗せる荷物の下に敷く角材は耐久性はもちろん重要ですが、意外と見落としがちなのが耐水性です
雨ざらしになる為、荷物による負荷よりも雨による腐食でダメになってしまうことがあります
長い間安全に使用する為には、耐水性のある樹種を選択することが大事です
アピトンりん木について https://apitong.net/kakou/
うちで一番厚いアピトンフローリング40mmです(長さ5500mm)
今回は荷台のサイズに合わせて幅カットや、左右の段差加工までおこないました
さすがにこのサイズになると一枚でも約22kgと重いです
本日岡山に向けて出荷です
トラックフローリングについて https://apitong.net/flooring/
トラックフローリングと古材の出荷です
年末に向けて各地へ出荷しています
この時期は配送が混み合う為、納期も遅れがちになります
それを見越して製作・出荷を一日でも早くするように頑張っています
トラックフローリングについて https://apitong.net/flooring/
今日はアピトンの樹種について説明します
アピトン (Apitong)
南洋材(アジアの南方地域、すなわち、インド、インドシナ半島、インドネシア、フィリピンにかけて産出する木材)の一種 フタバガキ科のDipterocarpusに属する
インド、セイロンからビルマ、タイなどを経てインドシナ、フィリピン、スマトラ、ボルネオ、バリに及んで分布しており、その種の数は76種を数えるとされている。この属の木材を産する地域では、最も有用な市場材として用いられ、輸出量も多く、この科の木材のうち、ラワン、メランチ類と並んで代表的な木材といえる。したがって、産地に応じて多くの市場名が存在している。
代表的な市場名
・アピトン(Apitong):フィリピン
・クルイン(Keruing):インドネシア、マラヤ、サラワク
・チュテール(Chhoeuteal):カンボジア
・ヤン(Yang):タイ
・ガージュン(Gurjun):インド、ミャンマー、バングラデシュ
・ヤウ(Dau):ベトナム
種類が多いこと、インドからバリにいたる広い分布地域をもっていることからその生育環境の違いに基づく材質的な変異の幅はかなり広いことでも知られている。また、同じ地域に分布するものでも、乾燥地に生育するもの、水分の多い所に生育するものなどがあり、それによる材質の差も認められている。
アピトンの性質
辺材の色調は淡黄白色ないしやや赤褐色を帯びたりするが、長期間大気にさらされると灰褐色を帯びるようになる 心材は灰赤褐色ないし赤褐色を示すが、長期間大気にさらされるとかなり濃色を帯びるようになる。この属の木材はその色調が特に美しいものとはいえない。
生材の場合、丸太の横断面から透明の樹脂がにじみでてきて、断面を被覆してしまうことがある。とくにこれは辺材部に著しい。この類の木材の特徴は、軸方向細胞間道(樹脂道)が散在ないし短い円弧状を示すことで、これにより長く同心円状に配列する軸方向細胞間道(樹脂道)をもつラワン、メランチ類、カプール類などから区別される。この樹脂道の中には透明ないし濃色の樹脂を含み、しばしば乾燥中に表面ににじみ出てくる。この樹脂の現れ方についても、樹種による差があるといわれている。
肌目は粗く、木理は通直ないし、やや浅く交錯する。耐久性は比較的高く、重硬な性質をもつ。水、湿気にも強いが、防腐剤の注入も容易にできる
曲げ強度 (kg/cm2) | 圧縮強度 (kg/cm2) | 比重(乾燥) | 比重(生木) |
1244 | 704 | 0.8 | 1.2 |
アピトンの用途
とくに装飾的でないような、また、接地したりするような用途でなければ、いろいろの重構造物用に用いられる。防腐剤を注入すれば、接地する用途にも用いられる。
(使用例)
土台、柱、梁、羽目板、水廻り場所の床板、屋外のデッキ
トラックの車両用材、緩衝材、合板用原木
防腐処理をして、枕木、埠頭、橋などに用いられる
アピトンについて https://apitong.net/
トラック用アピトンフローリングに防腐処理を施しました
元々アピトンは雨に強い為、そのまま設置されていますが、時々このように更なる耐久年数を求めて防腐処理を指定する方もいらっしゃいます
これで耐水性が向上してより長く使用することが出来ます
アピトンフローリングについて https://apitong.net/flooring/
アピトンで治具を製作しました
正直、図面だけ頂いたので実際にどのような用途で使用されるのかわかりませんがかなり凝った造りだと思います
表面加工→長さカット→面取り→ボルトの長穴加工 と加工は大変でしたが出来上がってホッとしました
今月は配送も込み合うので一日でも早く出荷することに力を入れなければいけません
アピトンの加工について https://apitong.net/kakou/
住宅の外壁にアピトン羽目板を施工しています
アピトンは雨に強く、節が無い樹種の為仕上がりが綺麗です
長さも最長5.5Mとかなり長い為、つなぎ目が少なくすることが出来るのも特徴です
注意事項としては雨による膨張を考慮して目透かしを2MM設けて下さい
外壁用アピトン羽目板について
https://apitong.net/outer-wall/
アピトンデッキを塀板に使用して頂きました
やはり完成した現場を見ると嬉しくなってきます
うちの倉庫に保管されているときはただのデッキ板ですが、これが役目果たしている所を見るのと倉庫で見るのと違った感覚になります
これから長い間外塀として役目を果たしてほしいです
アピトンデッキ・外塀について
https://apitong.net/deck/
新築の外部にアピトン羽目板を使用して頂きました
アピトンは高耐久性・高耐水性の特性があり、このような外部の材料にも最適です
アピトン程の長い製品(最長5.5m)で節の無い樹種というのは意外に少なく、トラックで使用している方にとっ ては意外かもしれませんが、この2点が住宅でも使用されている決め手になっています
施工後の現場を見ると綺麗です
注意点としては雨による膨張を考慮して目透かし2mmをあけて頂ければと思います
外壁・軒天用アピトン羽目板について
https://apitong.net/outer-wall/
本日配達のアピトンフローリングです
弊社は「必要な枚数だけをお届けする」やり方ですので混載便の運送会社さんはいつもお世話になっています
今回は一台分の17枚を隣の岡山県へ出荷します
トラックフローリングについて https://apitong.net/flooring/