トラックのあおり用アピトン合板

「あおりの所の板が傷んでしまったんで交換したいんやけど」

トラックの修理で荷台の床以外に左右や前後のあおり部分が傷んでしまうことがよくあります

この部分はボルトの位置が両端にしかないので「一枚モノ」で貼るしかありません

幅400mm程度で「一枚モノ」かつ「長いモノ」でなければならないので、これまではメーカーさんしか持っていませんでした

何とか製作可能な2種類のサイズだけ取り扱いを始めました

厚さ12mm 幅400mm 長さ4280mm・3510mm

この2種類があればかなりの車種のあおりを交換することが出来ます

これは修理中の様子です

ボロボロになったあおりを剥がして今から取り付ける所です

この場所は負荷はかかりませんが荷物を荷台の中に納める大事な場所です

傷つけたりせずに運搬するには重要な役目を果たしています

これが交換し終えて塗装までした状態です

材質も通常のコンパネやベニヤではなく「アピトン合板」です

耐水性や強度は段違いです

4トン以下のトラックにはあおりだけでなく床もこのアピトン合板が貼られているものが多いと思います

生まれ変わった荷台でまた安全・安心な運搬をおこなって頂ければと思います

※あおり用アピトン合板について https://apitong.net/

なぜ歩み板に段差が必要なのか

こちらは重機運送車の歩み板です

歩み板とは荷台に乗り降りする際にキャタピラ・車輪が通る道板の事です

こんな感じで安全に通れるようにアピトン板が使用されています(木材だと滑りにくいため)

当然、荷重やかなりの負荷がかかるので「強い木材」が必須条件になります

そこで昔からここにも「アピトン」が使用されています

ただ今回は両端にこのような段差も付けています

これは歩み板を取り付けるアルミブリッジに段差が付いている為、アピトン板の方もこのように段差を付ける必要がある為です

なぜ段差が付いているのかというとキャタピラ・車輪が回る方向に板も動くからです

しっかりとボルト止めはしているのですが重機のキャタピラ・車輪の力は強いので「形状でも動かないようにする」仕組みになっています

「安全に乗り降りが出来る」

このために材質から形状・構造に至るまでいろんなアイデアが施されているんだなと思います

※アピトン製の歩み板について https://apitong.net/

アピトン合板製オーディオボードの完成

これは「オーディオボード」と呼ばれる音響部品です

スピーカーの下に敷いて音質を向上させる製品になります

今回はこの製品を「アピトン合板」から製作しました

指定サイズに対して「縦・横のカット」→「厚さに対しての圧着」→「角をR面取り(丸くすること)」→「黒塗装」で完成です

元々、アピトン合板はトラックの荷台に使用されているので取り扱っていたのですが、時々「このサイズにして黒塗装して下さい」という依頼があり、「何に使われているんですか?」と聞いたところオーディボードだということでその存在を知るようになりました

「強度の強い合板製品である」ことが重要とのことでした

当初、私の予想をしていなかったご依頼であり、でも新たな発見でもあったので「世の中には同じ材料からでもいろんな用途に使われているんだな」と思いました

※アピトン合板製オーディオボードについて https://apitong.net/

重量物の下には「アピトン」

これは重量物の下に置かれる「緩衝材」です

アピトンは高い耐荷重とサイズが自由に利くことからこの用途によく使用されています

「トラックの床板」と並ぶアピトンの2大用途の一つです

今回はサイズが300×300mmとかなり大きいサイズの依頼でした

相当な重量物を乗せるんだなと思います

過去にもこのような300×300×5000mmの緩衝材もありました

鉄鋼や造船関連の工場に出荷することが多いです

「重量物の下にはアピトン」

この用途で今もいろんな場所で活用されています

※アピトンの緩衝材 https://apitong.net/

「アピトンでこんな製品作れますか?」

「アピトンでこんな製品作れますか?」

ちょっと使用用途は分からなかったのですが、頂いた図面から職人と相談して製作可能な事を確認してGOサインがでました

サイズは45×105×2260mmとトラック用横根太の角材を利用して製作します

そこから角を斜めに落とします

今回の角は大きくとるので刃物では出来なかったので、角材を斜めにして製材機で落としました

そこから長穴の加工です

おそらくいろんな穴位置にこの角材を取り付ける為に、長穴にしてスライドできるようにしているのではないかと思います

「アピトン」を指定したからにはかなり荷重がかかるのだと思います

いろんな場所にアピトンの使用用途が増えていくのは製作してみて面白いですね

※アピトンの加工品について https://apitong.net/

2トン純正トラック 合板床からアピトンフローリングへの性能アップ

今回はこのトラックの荷台の床板を交換した時の写真を頂いたのでご紹介させて頂きます

まずは純正のトラックの荷台で一枚の合板モノの床が設置されていました

雨の影響で床がこんな感じにめくれてきたので交換することになったのです

まずはこの床をはぐる所からスタートです

綺麗にはがしてここから新しい床板を貼っていきます

今回使用したのが無垢のアピトンフローリングで厚さ14mm 幅110mm 長さ5500mmです

厚さ14mmのアピトンフローリングはこれまで最長で4mでした

ところが2トンロングトラックは4m以上あり「もっと長いの無いの?」というご要望も多いことから、去年ごろに5500mmを製作して既製品に加えたところでした

5500mmを使う事によって縦のつなぎ目が無くなり、その結果床下の根太への負担を大きく減らすことが出来ます

これが「長く使用できる」大きな要因になってきます

こんな感じに綺麗に張って頂き、新しい荷台が完成しました

これまでの合板床よりもアピトンフローリングの方が強度・耐久面は上なので性能はかなり向上しています

さらにここから防腐剤も塗っています

これでますます耐水性が向上します

これで新しい荷台の完成です

生まれ変わったこの荷台は、これまで以上に「安心・安全に」荷物を運ぶことが出来ますし、また「長く」その期間を保つことが出来るようになっています

交換作業ご苦労様でした

これでまた喜んで運搬業務をして頂けるようになるとうれしいですね

※トラック用アピトンフローリングについて https://apitong.net/

安全な運搬に欠かせない「コイル台」

これは「コイル台」と呼ばれるものです

円型でかなりの重量物であるコイルを運搬車輛に乗せるときにこのコイル台は必須です

傾斜部分に乗せて動かないようにしてから固定金具でとめています

重量物の運搬なので「安全」が何よりも重要です

材質は滑り難くしなければならないということで「木材」が使用されています

その中でも相当な耐荷重が必要です

なおかつサイズ・形状ともある程度融通が利くことが求められています

その場合、日本に入ってきている丸太の中で相当な耐荷重がある樹種、ということから「アピトン」が選定されています

アピトンの丸太をこんな感じに製材して斜めの傾斜も付けたりするのはやはり大変です

また運搬車輛の幅に合わせた「長さカット」もします

これで製品がお客さんの所に届いた後、すぐにコイルの運搬が可能です

お客さんの手間をかけさせず、安全な運搬作業の一部材を製作するのはやりがいがあります

この本数だと現在使っているコイル台の総入れ替えだと思います

また新しいコイル台で安全な運搬をおこなって頂きたいと思います

※アピトンのコイル台について https://apitong.net/

公園のベンチ ボルト穴を隠すための木栓打ち

公園のベンチに「ウリン」という雨に強く20年以上は腐らない木材を使用しています

ボルトで止めたのですが、今度はそれを隠すための木栓を「アピトン」という樹種で製作してはめ込んでいます

ウリンだとあまりにも硬すぎて打ち込むときにベンチも傷つけてしまう怖れがあるからです

「雨にも強いけれどもウリンよりは柔らかい木で、なおかつ色もよく似たモノ」

この条件でアピトンを選んで頂きました

どうでしょうか

まあよく見れば違いは分かりますが半年くらい雨に濡れれば色が落ちてくるので良しとしてください

こんな感じでウリン+アピトンのベンチを製作中です

木栓はまだこんなにあります・・・

全部完成させるにはまだまだ遠いなあ

※アピトンの木栓について https://apitong.net/

運搬用ローラーの「位置決め治具」

荷物を送るローラーの両端に設置する「位置決め治具」です

アピトンを指定したからにはその荷物は重量物なのかな、と思っています

この形にボルト用の穴まであけて完成です

千葉の方で使用されるそうです

強くて長持ちする材料になります

これで喜んで頂ければと思います

※アピトンの加工製品について https://apitong.net/

久々にアピトンの大型製材品を出荷します

これは重機運送車の「歩み板」です

最近では珍しくなったアルミブリッジ無しの「アピトンだけの」歩み板です

今回は幅370mmとかなり大きいサイズでのご依頼でした

これ一台だけで170kgくらいあります

斜め部分の製材がこの重量だけに大変でした

1セット2台でこれから出荷するのですが、ここまで重いと取り付けも気を付けておこなって頂ければと思います

これも一緒にご依頼を頂いたので製作しました

斜め部分を両端に付けたもので、これに関してはどのように使用するのだろうとちょっと不思議に思っています

溝でもある所に敷いて橋渡しの役割でも果たすのでしょうか

これも同じサイズの幅で長さは先ほどの歩み板よりも短いですが、これでもかなりの重量(100kgは超えている)です

久々にアピトンの大型製材品を出荷します

このサイズ・形状が製作できてここまでの強度を持った木材はアピトンだけでしょう

お客さんには安心して使用して頂ければと思います

※アピトンの歩み板について https://apitong.net/