ようやく手に入れた「トラックのあおり板」

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トラックの荷台の「あおり板」を交換します

「あおり板」とは左右と後ろの開閉する部分の板の事で、この部分も負荷はかかりませんがやはり徐々に腐食によって傷んできます

しかし交換するにあたって取り付けのボルト穴が両端にしかついていないので必然的に幅約330~380mmの一枚板が必要になります

長さも3000~4000mm以上になるので、そんなサイズの一枚板は今まで流通していませんでした

このトラックを作っているメーカーさんしか持っておらず、修理になるとメーカーさんからの取り寄せか、もしくはコンパネを何枚か継いで張るという方法で対処していました

何度も「あおり板持ってませんか?」というお問い合わせを受けては「すみません。うちはあおり板は持ってないんです」とお断りしていたので、なんとかできないかと思いようやく2種類だけ対応できるようになったのです

あおり用アピトン合板で 厚さ12mm 幅400mm 長さが3510mmと4280mmです

これならばかなりの種類のトラックにも対応できると思います

今回もこんな感じで左右の部分だけを交換しました

交換後は黒塗装をしてより耐水性を向上させて長く使えるようにしています

このあおり板を持ってようやくトラックの関する木材は出そろいつつあると思います

トラックフローリング・根太・あおり板・鳥居・りん木・歩み板

サイズや長さによってはまだ対応できないものもありますが、「出来ません」はほとんどいう事が無くなってきたと思います

あとは配送面でいろんな運送会社さんをあたって、出来る限り安くお届けできるように探していこうと思います

※トラックのあおり板について https://apitong.net/

荷台のメンテナンスは修理業者さんと一緒にお互い協力し合っています

3月は年度末の所が多い為か、トラック荷台のメンテナンスをされる方が多くいらっしゃいます

今回は埼玉の修理工場に向けて、2トントラック2台分のフローリングと根太を製作しました

2台分となるとフローリングだけでも合計38枚になるのでちょっと時間がかかってしまいました

現場での加工を極力無くすために、こちらである程度加工したものを出荷しています

荷台の幅・長さを聞いて、カットしなくても合うようにすべて長さカットと両端のフローリングは幅カットもします

また今回のトラックは左右と後ろに鉄アングルが付いているタイプなので、アングルに差し込む為の段差も付けました

ここまで加工をすればあとは「取り付け」だけです

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荷台のメンテナンスを完了させるために、我々と修理業者さんが一緒になって、極力短時間で出来るようにお互い協力します

生まれ変わった荷台でまた安全な運搬が出来るようになります

ドライバーさんにとっても安心できるようになると思います

現在「運搬」は重要度が高まっています

問題なく・安全に・安心してそれが出来るように荷台のメンテナンスはきちんと行う必要があります

※トラックフローリングについて https://apitong.net/

トラックの荷台 交換作業から完成まで

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トラックの荷台が腐食で交換することになりました

荷台の床板(アピトンフローリング)とその下の根太(アピトン根太)をすべてオーダーメイド品(このトラックに合わせたサイズ・形状に仕上げる)で納めさせて頂きました

まずは傷んだ床板と根太をはがすところからスタートです

実はこの作業がかなり大変で、止めているビスやボルトもボロボロになっていたり曲がったりしているので「ここが一番大変や」という声もよく聞きます

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ようやく全部取り除き、ここからが取り付け作業の開始です

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根太の取り付けです

先に図面を頂いていて「この根太を持って来て」というオーダーでしたのでサイズ・形状からボルト穴まであけて納入しています

両端部分とかはちょっと複雑な形状なのですが、現場での加工はまったく無くボルト止めをするだけでOKです

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次は床板を貼ります

この時も長さカットして、両サイドの2枚は車幅に合わせて幅カットもしています

また、左右と後ろにアングルが付いており、床板を設置する時にアングルの下に差し込む為の「段差加工」も必要です

この加工も事前におこなって納入しています

これも先に図面を頂いて「この寸法に合わせて持って来て」というオーダーでした

こちらがホームページに掲載している荷台の加工図です

これをプリントアウトして矢印部分の寸法を記載して送って頂きます

※荷台の加工図 https://apitong.net/flooring/

根太も同様に加工図があります

※根太の加工図 https://apitong.net/track/

トラックに使用されている「アピトン」は非常に強度の強い性質を持っていて、こうした加工が大変な樹種でもあります

その部分をこちらで行うことで、現場での作業を少しでも簡単・省略化出来ればいいなと考えておこなっています

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交換し終えたトラックです

最初のトラックとは同じものとは思えないくらい生まれ変わっています

これでまた「安全な運搬」が出来ます

トラックの目的は「荷物を運ぶ」ことです

その為には床や根太が機能していないとできません

「安全に荷物を運ぶ」「安心して荷物を運べる(ドライバーさんにとって)」「長く続ける」

その為に床と根太は時々チェックして頂きたいと思います

※トラックフローリング・根太について https://apitong.net/

ボルト穴まで 重機運送車の歩み板

こちらは重機運送車の歩み板です

歩み板とは重機が荷台から乗り降りする時にキャタピラとかが通る道になる所です

この用途では当然、強さが無いと話になりません

ここには昔から「アピトン」という超硬質木材が使用されています

重機運送車やトラックに使用される木材は大体「アピトン」製が多いです(荷台の床や荷物の下に敷くりん木など)

これほどの強さを持つアピトンでこういった形状のモノを作るのは大変な作業になります

他の樹種と比べて製材やカットが硬くて大変なんです

今回の一番のハイライトはこれでしょう

「ボルト穴」です

厚さ150mmのアピトンに貫通穴をあけるのはかなり大変でした

穴位置は決まっていますしちょっと大きめの穴にして少々ズレていてもボルトが通るようにしました

見た目的には「ちょっと複雑かな」程度の印象かもしれませんが、重量も100㎏を超えているのでイチイチ手間がかかって大変でした

一車分の2本作って明日お届けします

とりあえず出来てホッとしました

※アピトン製の歩み板について https://apitong.net/

外壁用のアピトン羽目板をカット

今日は千葉に出荷する外壁用のアピトン羽目板を長さカットしています

「長さ1700mmにしたものを○○枚注文します」

というご依頼でしたので、既成サイズの4mをジャストカットで2枚取りしています

「アピトン羽目板」は一般の木材より非常に強い耐久面と雨に強い耐水性を持っているので外部の壁によく使用されています

形状も外部の壁に貼ることも考慮しているので、若干サネが長かったり(目透かしをあけやすくする為)、オスとメスのクリアランスを若干大きめにとっています(壁に貼ったり天井張りでもはめ込みやすくする為)

これは違う現場ですが、貼るとこんな感じになります

アピトンは節の無い樹種なので仕上がりもスッキリしています

今回はご自宅の外壁を自ら設置するという事なので頑張って頂きたいです

※アピトン羽目板について https://apitong.net/

「荷物をお届けする」にはこれをチェックして欲しい

明日出荷するトラックフローリングと横根太です

トラックは重量物を乗せたり雨に濡れたりするので、荷台の床板は徐々に劣化してきます

運搬作業を安全に行う為にはこの部分が正常に保てていないと危険です

そこで、劣化が激しくなった時は交換しています

今回はその荷台の「床板」と床板を支える「根太(角材)」を出荷します

ここには重量物に耐えられる高い耐久性と、雨にも負けない高い耐水性を備えた「アピトン」という樹種が一般的に使用されています(特に平ボデーは)

なのでアピトンフローリングとアピトン根太とも呼ばれています

これを張り替えればまた新たな荷台に生まれ変わります

これで運搬業務もまた安全に、ドライバーさんにとっては安心して行えるようになります

荷物を問題なくお届けする

これを続けるためにはフローリングと根太はチェックして頂ければと思います

※アピトンについて https://apitong.net/

運搬を「安全に・安心して・長くおこなう」為にも

こちらはトラックで使用する横根太です

横根太とは荷台の床板の下に敷いている、床板を支える重要な角材です

ですが床下という事で太陽にもあたらず、また雨の日には下からの雨水の巻き上げもあり一番腐食しやすい場所にあります

ここは「アピトン」という高耐久性木材で設置していないと荷台の安全性が損なわれてしまいます

もちろん「アピトン」でもいずれは腐食してしまいますが、他の材質よりも圧倒的に寿命は長いです

「丈夫にするには足元から」

これはよく言われることですがトラックの場合は根太がそれにあたります

本来の目的である運搬業務を「安全に・安心して・長くおこなう」為にも根太のチェックは大事にして頂きたいと思います

※トラック用根太につて https://apitong.net/

少ないコストで修繕可能 トラックの補修板

今回はトラックの荷台の床で傷んだところだけを交換する「補修板」を作りました

トラックの荷台は重いモノの乗せたり雨に濡れたりすることが多いので傷んだりすることはよくあります

20枚程度の床板が貼られていて、全部交換すると金額がかかるので傷んだところだけを交換する補修はよくおこなっています

この時に大事なのは「今と同じサイズの板が必要」ということです

傷んだ床板を剥がした後、同じサイズの板じゃないと当然入りません

トラックの床板は車種によってサイズがバラバラなので、交換する時にそのサイズを聞いてから製作しています

その為にこちらでは乾燥している幅の広い(最大140mm)板を準備しています

今回は厚さ18mmで幅は115mmでした

ウチで持っている乾燥しているアピトン板厚さ20mmで幅140mmを製材してから4面加工して写真のような18×115mmにしています

今回傷んだ板は6枚なので、4mの板を6枚つくりました

少ないコストで部分部分を新品の板にすることで安全な運搬作業が可能になります

※アピトンの補修板について https://apitong.net/